Blog

志賀高原ー菅平高原、ハンディ機で運用。果たして届くか?

2018年1月2日、オンエアーズのスタッフにより、スキー場でのアマチュア無線活用の一環として、少し離れたスキー場同士でも会話ができるかということで、志賀高原の焼額山とそこから車で1時間20分くらい走らせたところにある菅平高原とで交信ができるか実験を行いました。   <志賀高原側の設備> 無線機:YAESU FT2D ハンディ機 アンテナ:DIAMOND SRH771 マイク:インイヤーマイク 収納場所:バックパックからアンテナを出して収納      OSPLEYのバックの内側に小物を入れる場所があり、クリップでポケットに固定しました。     <菅平高原スキー場側の設備> 無線機:YAESU FT2D ハンディ機 アンテナ:Retevis マイク:YAESU MH-34 収納場所:バックパックのトップに収納       <交信周波数> 433MHz 志賀高原から菅平間には、幾つかの山があるため、山の麓にいる状態では当然つながりません。ですのでお互い山頂に出ます。山頂に出ても山が邪魔をして見通しとは行きません 結果、433MHzで焼額山スキー場から菅平高原スキー場間で交信ができました。おそらくもうすこし良い場所を探せば59も夢ではなかったと思いますが、今回はRSレポート45程度でした。      しかし、違うスキー場同士で情報交換を、しかもリアルタイムで出来るのはとても良いですね。 これだけのエリアをカバー出来るということを知っていれば、有事の際にも利用でき、また仲間との連絡にも十分使えます。 山岳エリアでの電波の飛び方の研究のためにも、オンエアーズでは今後様々なエリアで実験していこうと思います。  

Androidアプリアマチュア無線問題集

すき間時間を活用!   無料の問題集アプリです。     ①まずはインストール     ②勉強したい項目をクリック     ③さぁ、問題開始です!   ゲーム感覚で出来るのでオススメです。 アマチュア無線技士 過去問集・4級免許法規編 ダウンロード

アマチュア無線、コールサイン(呼出符号)の仕組み

日本のアマチュア無線用のコールサインは英文字と数字の組み合わせ6桁で構成されています。コールサインの仕組みを知っておくと地域や取得した時期などがなんとなくわかります。 プリフィックスとサフィックス たとえば例のようにJQ1ZWOなどのように最初に2つのアルファベットがあり、次に数字、そして3桁のアルファベットになります。 最初の3桁をプリフィックスと呼び、国際電気通信連合が定める国や地域を表すアルファベットと数字が表示されます。日本はJA〜JSまでと7J〜7N、8J〜8Nが割り振られていて、その中でもJB、JCはアマチュアでは利用されません。7Jは外国人に割り当てられ、関東には人口も多いため7K・7L・7M・7Nが割り当てられています。過去利用者が増え、Jで始まるコールが足りなくなったため、7で始まるコールが割り当てられました。8Jはイベントなどで開局される特別記念局に割り当てられます。 また、割り当てられる順番は、JA・JH・JR・JE・JF・JG・JI・JJ・JK・JL・JM・JN・JO・JP・JQ・JSの順番で割り当てられていきます。アルファベット順に割り当てられていくということではありません。 後半の3桁はサフィックスと呼び、個人局はAAA〜XZZまでが割り振られます。クラブ局(社団局)はYAA〜ZZZが割り振られます。今回の例では後半の3桁の先頭がZで始まっていますので、クラブ局用のものだということがわかります。 JDは小笠原諸島の人に割り当てられます。小笠原は東京都なので地域番号は1になります。   地域と数字の関係 3番目の数字は地域番号を表します。 1− 関東:(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨) 2− 東海:(愛知、静岡、岐阜、三重) 3− 近畿:(大阪、兵庫、京都、奈良、滋賀、和歌山) 4− 中国:(岡山、広島、山口、鳥取、島根...

私をスキーに連れって30周年。JRも30年。「私スキ」といえば無線!

今年は「私をスキーに連れてって」公開から30周年。JRも国鉄時代から民営化されて30周年という事で、今年のJR、SKISKIのCMは同映画のパロディが使われています。   さらに、ポスターは7種類。原田知世が演じる池上優と、三上博史が演じる矢野文男がJRのポスターになります。近年スキー人口の減少が叫ばれています。こういったレジャーに出かけない人が増えると、スキー業界だけでなく自動車業界、関連するウェアやスポーツメーカー、宿泊施設など多くの産業の衰退の原因になります。バブル期の元気な時代、この映画に触発されてスキーに出かけた人たちは多くいるのではないでしょうか。   「私スキ」は若者の憧れだった! 高度成長期も後半、就職も売り手市場で会社に入ればぐんぐん給与も上がり余暇を楽しむ余裕を持つ若者が増えたこの時代、自動車も売れ、買った車でレジャーを楽しみに出かけるといった風潮が増える中、若者の憧れの生活を描いたのが「私をスキーに連れてって」でした。   四駆のセリカにのり、週末はスキー場のロッジを予約して都内から友人らとスキーにでかける映像は多くの世代に影響をあたえました。スキーに行かないときには「ゼファーイン」というレストラン・バーに集まりスキーの予定を立て、週末はスキー三昧。スキーに行くまでの雪道ではマイカーで爆走。ストップウォッチをブル下げて「凍ってるね」と真似をした人は少なくないでしょう。   また携帯電話がない時代、ゲレンデではアマチュア無線を使ってよくわからないアルファベットの羅列を話しながら友人と連絡を取り合うシーンは、アマチュア無線を知らない人たちにとって驚きのシーンだったに違いありません。おもちゃのトランシーバーではゲレンデの上の方とレストハウスの中で連絡が取りあうことができるわけもありません。   随所に出てくる...

雪山でアマチュア無線を!スノーバンクで2日間のPRを実施中!

  東京雪祭り2017が代々木公園にて11月11日(土)〜12日(日)の2日間開催されております。   この2日間のスノーボードイベントに、オンエアーズもPR活動として参加しています。   近年、バックカントリーが人気を集めていますが、危険と隣り合わせの雪山では、無線機を持つことで遭難時の救助活動などに役立つものとなります。   東京雪祭りに起こしの方は是非お立ち寄りください。      

JARDが東京雪まつりに出展!バックカントリーでの無線利用を推進。

11月11日(土)、12日(日)の2日間にわたり開催される「東京雪まつり」。一般社団法人SNOWBANKが主催するイベントで、代々木公園に「雪」が出現し、スノーボーダーが集まりJIBセッションが開催されます。一般にも雪のスロープが解放され、子供から大人までが東京で雪を楽しめるイベントとなっており、会場には骨髄バンクのドナー登録や献血コーナーが用意されています。   このイベントに一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)が今年初めて参加します。   近年、バックカントリースキーが人気を集め、多くのスキーヤー・スノーボーダーが深雪を求め裏山に入るものの、道を外れ遭難するなどのニュースをよく目にするようになりました。アマチュア無線のような広範囲に届く無線機を備えて雪山に入ることで、仲間同士の連絡だけでなく、遭難時にも携帯電話の圏外のエリアで助けを求める手段としても活用できます。   講習会を受講することにより、電波が飛ぶ仕組みなどを正しく学び、圏外のない通信手段を自分たちでつくり、より安全なバックカントリーを楽しんでもらうための1つのツールとしてアマチュア無線を紹介しています。     是非会場に足をお運びいただき、アマチュア無線の素晴らしさに触れてください。   一般財団法人日本アマチュア無線振興協会 公式サイト http://www.jard.or.jp   <スノーバンク・ペイイットフォワード> 2011年から開催されているこのイベントの主催団体の代表でもある荒井義正氏は2004年からプロスノーボーダーとして活動を開始。しかしその2年後原因不明の病に倒れ、その翌年、慢性活動性EBウィルス感染症と末梢神経障害を宣告されます。闘病生活の中とうろくした骨髄バンクによってドナーが見つかり、その2年後には...

初心者はどこから始める?430MHz帯ハンディー機で楽しむ、初めての無線通信!

アマチュア無線の国家資格に合格し免許証も届いた。さて次は開局申請を行ってコールサインを手に入れます。(開局の方法については、こちらをご覧ください。)コールサインを手に入れるためには、先に無線機を購入しなければなりませんが、どの周波数帯からはじめようかと目標がない場合、ハンディー機で利用できる周波数帯からスタートすることをお勧めします。 アマチュア無線でも入門ともいわれている430MHz帯での通信。初心者はこの周波数帯から入るのが一番です。なぜこのバンドが初心者向けかと言うと、以下のような理由からです。 ハンディー機で利用できる周波数帯である。 設備に費用があまりかからない。 430MHz帯は極超短波と言われ、見通し距離を飛ぶ電波である。 という理由からです。具体的にどういうことなのか?ここではその理由と実際にどのようにして運用するかをご紹介します。 ハンディー機は価格も安く、手軽に始められる! 当サイトで紹介する事例の殆どがハンディー機を中心にしたものです。それはアウトドアや日常的に使うとしても、ハンディー機のように持ち運びができるものであれば用途が広がるからです。キャンプやハイキング、登山、スキーなどアウトドアでの連絡手段としても最適です。ハンディー機は価格も安く、ホイップアンテナと呼ばれる短いアンテナだけで電波を飛ばせるため大規模な設備もいりません。 あまり遠くまで飛ばないというのも初心者に良い。 アマチュア無線のハンディー機は5W程度しか出せないものの、ハンディー機で使える430MHz帯や144MHz帯という周波数帯では条件がそろうと数百キロメートル飛ばすことができます。現実的に街中などで利用している場合、ビルや住宅などに囲まれた中では、数キロから数十キロメートル程度しか電波が飛ばなくなったりもします。これくらいしか飛ばないというのも初心者にとっては安心です。海外など...

WIRES-Xについて

WIRES(ワイヤーズ)-Xとは?   一般のアマチュア無線家が設営したノード(中継局)とノードをインターネット回線を利用し結び、別のノードから電波を飛ばし世界中のアマチュア無線家と交信が楽しめるシステムであり、YAESU(八重洲無線株式会社)独自のシステムです。     初心者のアマチュア無線家にとっては、ハイパワーのアマチュア無線機や高いアンテナを用意することなく、手持ちの無線機を使用し、近くのノードを利用し遠くのアマチュア無線家と交信できるメリットがあります。   利用方法   WIRES-Xを利用するためには二つの方法があり、一つは専用機材とパソコンを用意しノードになり運用する方法。もう一つは既に設営されているノードを利用し手持ちの無線機で通信する方法です。   いきなり専用機材などを用意するにはハードルが高いし予算もかかりますので、手持ちの無線機を使用した利用方法を紹介します。   まず最初に既に持っている無線機ですが、アナログ無線機なら問題なく利用できますが、デジタル無線機の場合はC4FM対応の無線機が必要になります。   次に既存のノードを探しますが、YAESUのウェブサイトでも探せますが、JQ1YDAのノード検索システムを利用すれば近くのノード・周波数・トーンスケルチ(TSQ)やデジタルスケルチ(DSQ)が簡単に分かります。   JQ1YDAノード検索:http://jq1yda.org/   初心者やマンションなどアンテナの設置が難しい人や旅先など、近くのノードを利用して交信を楽しんでいただければと思います。   ※なるべく専門用語などを使用せず。初心者でも分かりやすい言葉で書いています。