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アマチュア無線 / 無線機 / 無線活用

YAESUハンディ機用ハンドマイク、どれがいい?

YAESUハンディ機用ハンドマイク、どれがいい?

アマチュア無線のハンディ機は、その名の通りハンディですから本体を持ったまま横についたPTTボタンを押してそのまま話すことができます。ですが、いくら最近の無線機が軽くなったとは言え、レジャーなどで利用しているときにこの本体を持って会話をするのはちょっと大変です。なぜなら毎回ポケットなどから本体を出して口元までもっていかないといけないからです。

もっと気軽に話すためにはいつも、マイク部分は口元近くに出しておくのが良いです。例えば登山で使っているときや、スキーでつかっているとき、日曜大工しながら友人と交信を楽しんでいるときなども、両手が使えるような状態で他の作業をしつつ、誰かが呼んでいたらボタンワンプッシュで会話ができると良いですね。

 

今回はYAESUのハンディ機で使える2種類のマイクを比較して、その使い勝手を検証してみます。YAESUのハンディ機用マイクとして発売されているメーカー純正マイクは以下の2種類(MH-34B4BとMH-85A11U)です。初心者の方はなるべく純正のもので同じメーカーのものを使うことをおすすめします。他社製で同じ機能で安いものももちろんありますが、やはり最終的にたよれるのはメーカーサポートになります。その際に同じYAESUのものを使っていれば、機器にトラブルが生じた際にあちこち電話をかける手間もなく一括して対応してもらえます。

 

この2つの大きな違いは、MH-34B4Bは通常のピンジャックでシンプルなハンドマイクですが、MH-85A11Uは端子がミニUSBの変形タイプで、データ通信ポートに接続します。さらにMH-85A11UはPTTボタンだけでなく、カメラを搭載していて、シャッターボタンとD-TXというボタンが表面についています。ケーブルの長さもMH-85A11Uのほうが長いですね。

 

FT1XD(FT1D)とFT2Dはデジタル通信が可能な機種なので、MH-85A11Uを使うとそのカメラで撮影した写真をデジタル通信で送信することができます。ただし解像度は320×240ドットと画素数が非常に低いため、送れたとしてもかなり荒い画像しか送信できません。

まずはMH-34B4Bを接続した場合の図ですが、こちらはよくあるピンジャックで差し込んだ後にケーブルが下か上に向きがかえられます。

 

 

ところが、データ通信ポートを使って接続するMH-85A11UはUSBケーブルの形状がまっすぐ伸びているためかなり横に飛び出します。

 

 

実際に、利用するシーンを想定して、ポケットに入れっぱなし、もしくはベルトや専用ケースに入れて使うことを想定してみますと次のような図になります。胸元あたりに、マイクを付けておくことでこのマイク部分から音が聞こえます。そして横についているPTTボタンを押すだけで、これくらい口元から距離があっても相手に十分聞こえます。MH-34B4ではケーブルの長さがギリギリになりますが、MH-85A11Uは長い割に、横に突き出しているため、結局さほど長さがかわらなくなります。

 

 

この状況から、バックパックの中に入れて使う場合やポケットに入れる場合には延長ケーブルが必要になります。延長ケーブルは以下の様なものを使うのが良いでしょう。MH-34B4Bは4極のピンジャック用、MH-85A11U用であれば専用のケーブルが発売されています。日頃、日曜大工やキャンプの際にFMラジオを聞きながら、誰かに呼ばれたらすぐにハンドマイクで応答するというように、ハンドバイクがあれば、ちょっと楽しいハンディ機の利用ができるため、ハンディ機にもハンドマイクは必需品と言っても過言ではありません。

 

さて、この2つのマイクですが通常利用ではMH-34B4Bで十分ですし、小さくてとても使いやすいです。値段もMH-85A11Uの1/3位ですので、やはりMH-34B4Bを選ぶことになると思いますが、どうしても小さい画像でも送ってみたいという方はMH-85A11Uを選びます。ハンドマイク部分もこちらのほうがカメラが入ったりしている分大きくなっています。またPTTボタンも若干MH-34B4Bに比べ硬いです。

 

レジャーだけでなく、日常的に使う場合にもハンドマイクは手に入れておきましょう!

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