免許制度について

アマチュア無線の免許制度について

そもそもアマチュア無線とは?

アマチュア無線とは、電波を使って音声や信号などで会話をする通信手段の一つです。趣味の通信網として広く普及しているもので利用するには国家資格の取得が必要なものです

アマチュア無線と業務無線の違い

アマチュア無線

趣味や非営利の目的でのみ使用できる無線通信です。一般の市民が個人的な研究やコミュニケーション目的で使用することができます。アマチュア無線家は、国や地域の無線局免許を取得して、指定された周波数帯で通信を行います。個人用途の場合に限り空撮ドローンの空撮データの送信にもアマチュア無線を使用します。

業務無線

ビジネスや専門的な用途で使用される無線通信システムです。企業、政府機関、緊急対応組織、交通機関、警察、消防などが業務無線を利用します。業務無線を使用するには、特定の周波数帯や通信規則に準拠する必要があり、通常はライセンスが必要となります。

アマチュア無線の免許の種類と出来る事

第一級アマチュア無線技士

最大で1000Wの空中線電力を利用可能。総務大臣から従事者免許が発行される。

使用できる周波数帯

二級の帯域+空中線電力1000W以下の無線設備

二級と同じくeラーニングによる修了試験に合格するか、年に3回(4月、8月、12月)開催している第一級アマチュア無線技士国家試験を受験し合格する必要があります。

第二級アマチュア無線技士

最大200ワットの空中線電力を利用可能。無線従事者免許証は総務大臣から発行される。

使用できる周波数帯

三級の帯域+空中線電力が200W以下の無線設備

ここからは講習会などはなくなり、eラーニングによる修了試験に合格するか、年に3回(4月、8月、12月)開催している第二級アマチュア無線技士国家試験を受験し合格する必要があります。

第三級アマチュア無線技士

アマチュア無線の入門級ですが。音声での通話だけでなくモールス信号を使った電信での通信が可能になります。空中線電力も50Wまで出力を出せます。

使用できる周波数帯

四級の帯域+18MHz以上または8MHz以下

四級からのステップアップで取得する方が多いです。本格的に海外へ電波を飛ばして交信することが出来ます。

第四級アマチュア無線技士

アマチュア無線の入門級です。音声での通話でこの資格でも海外まで届く電波を出すことも可能です。空中線電力は20Wまで出力可能。(30MHz以下は10Wまで)

使用できる周波数帯

21MHz~30MHzまで(空中線電力20W以下の無線設備で30メガヘルツを超える周波数)

講習会の開催も多く、比較的簡単に取得することが出来ます。発信場所次第ですが海外に向けて電波を飛ばすことも可能です。

免許の取得から開局申請までの流れはこちらをご覧ください。


免許取得から開局申請までの流れ